今回の旅の帰路、いろいろな飛行機旅を妄想しながら行きついたのがホーチミン発券マレーシア航空のビジネスクラスで東京に戻るというもの。(復路も持ってるよ)このホーチミン発券がバンコク発券より安かった(ケチった)のが決め手となりポチっとしてしまいました。
購入したのは、
MH767 SGN19:35→KUL22:30 ビジネス
MH88 KUL23:30→NRT7:40 ビジネス
乗継が1時間しかないのですね。絶対乗り継ぎたいというのであれば16時台の便を選べばよいのですが、この時間だとホーチミン滞在が短くなる。明日、東京に着いてから別の場所に行く予定(仕事)があったのですが、最悪は振替可能。なので乗継失敗しても良いと判断しました。
今までSQやCXで1時間乗継を何度となく経験したけど、失敗したことがないという意味不明の自信もあって、まあ大丈夫だろうと。。。
でも本当に想定通りにやらかしてくれましたよ、このダメーシア航空。今回でこのエアラインの特性をある程度理解しましたww
CONTENTS
タンソンニャット国際空港のワンワールドの巣はAPRICOTラウンジ
いつもの通り少々時間を要すホーチミンの出国手続き後はこのアプリコットラウンジへ。
昔はワンワ、スタアラ共ローズラウンジがメインだったようですが、現在このアプリコットラウンジはワンワールドがメインのラウンジとなっています。
すっかりモダンでポップなラウンジに改装されています。
広さもそこそこあります。
ジュースにワインなど。あと冷蔵庫にビールや水など各種揃っています。(泡はなし)
フードもそこそこ。
フォーを頂いたり。
ジントニック飲んだり。
ここでまったり過ごして40分前程度に搭乗口へ向かいます。
到着しないMH767
この日はモニターでディレイ情報をつぶさにチェックしてましたが、特段そんな情報もなかったのですっかり安心して搭乗口へ行きましたが、飛行機が来てない、、、
フライトレーダー見ると、もうすぐ到着な感じだったので、まだ間に合うなと安心して一旦ラウンジに戻ります。
しかししばらく見てても飛行機が到着する様子がない。
ここで初めて45分ディレイの情報があがります。遅いよ、、、
そして一旦搭乗ゲートへ行ってスタッフに直行便に振り替えるよう交渉しますが、まだ間に合うから大丈夫だよと。
その後も飛行機が来ないので、スタッフにいろいろ確認するけど何も情報が入ってこなくてだんだん焦ってきます。45分経過しても飛行機が到着しなかったから、きっと私はビジネスだし、ワンワールドエメラルドだから助けてくれるんでは、と淡い期待を勝手に持っていましたww
そして1時間が経過したところで、きれいなベトナム人おねいさんに、
俺 『明日、東京で仕事あるけどクアラ経由だと間に合わないよね。JALかANAの直行便に振り替えてよ。なんならVNでも良いしKIX行でも良いから、、、』
スタッフ『できないわ。一旦クアラに行くことがルールになっているの』
俺 『いや、俺ビジネスでワンワ・エメラルドだけど』
スタッフ 『絶対りーむ〜。ここで出来ることはないわ』
チーン、冷たくかつ超冷静にあしらわれ終了です。ええ、ここであきらめましたよ、こうなることはあるなと想定して選んだ便ですから、まさに自己責任だという自覚があるもので、、、そしてシステム変更実施期間中のダメーシア航空で1時間トランジットというのはさすがに無謀だったwww
でもこういった際の対応に全く融通効かんのもある意味びっくり。同じワンワールドのJALには振り替えてくれないの?
そういえば当初は検討対象だったMHのバンコク→クアラルンプール便はフライトレーダーで見ると予定通り飛んでたの見てショック受けたwww
B738のオンボロ機材に乗る
結果2時間弱くらいの遅れで出発したのだろうか?このころはですね、少し放心状態でしたからあまり記憶がないんですよ。
これがウワサのモケット号の最古機材?
これほとんどリクライニングしないんですよwww
一番前はやたら広い。
この日はビジネスは私ひとり。こんな日はほかにもお客さんいた方がよかったな。
ワインちょうだいとお願いしたら、この便はアルコール提供ないようで。まあ知ってたけどね。
おそらく東京便は行っちゃってるだろうから、ダメーシアはどんなホテルを用意してくれるのかなと妄想を始めます。ビジネスだからきっと空港近くの綺麗なノボテルとかに違いない。(実在するのかも知らんけどw)とか思いながら、せっかくのクアラルンプールを楽しもうと意識を変えます。
でもね、みなさんダメーシア航空にそんな妄想を持つのはやめましょう。とても無駄な妄想でした。
そして飛行機も当然2時間程度の遅延でクアラルンプールへ到着です。
到着時にCAさんが
『成田行きでしょ、ご愁傷様。降りたら地上スタッフに声をかけてね』と超気の毒そうな顔で言われましたww
場末のリゾートホテルに強制送致
降機後は、確かに成田行きと書いた紙を持ったニコニコしたスタッフが一人待ち構えていました。ちなみにですね、この便で乗継できなかったのは東京行きの私1名と、シドニー行のベトナム人母娘1組の計3名。
そして明日の搭乗券(朝便があった)、ホテルバウチャー、リモのバウチャー3点セットを渡されて説明を受けます。もうこれは交渉の余地がない渡され方だな。
男ス『ホテル用意したから今日は泊まって明日のMH70便乗ってね。』
俺『良いホテル用意してくれてるの?出来ればグランドハイアットとか泊まれない の?』
男ス『大丈夫、いいホテルだし朝食も付くよ(笑)』
俺『こんな名前のホテル聞いたことないよ』(バウチャー見て)
男ス『でもさ、君はビジネスだからホテルまでリムジンだよ。あのベトナム人母娘はエコノミーだからバスだよ。(笑)』
まさに君は恵まれているよと言う感じで言われ、ひとまずは納得する(笑)
そして入国はスムーズ。スーツケースを取りに行こうとすると、
男ス『スーツケースは明日の朝の便に乗せるから大丈夫』
俺『いや着替えとか、いろいろ、、、』
男ス『大丈夫、ホテルに全部あるから。』
と言いながらリムジンではない単なる空港リモに乗せられました。
で、連れていかれたのが空港から20分~30分程度の場末のゴルフ場併設のリゾートホテルです。(写真は取ってない)ホテル名はニライ スプリング リゾート ホテルです。
スタッフはやる気なし、ホテルの雰囲気はどんより暗い、そしてホテルに必要なアメニティはありますが、寝る浴衣みたいなものはなし。こういうこともあろうかと手持ちに多少の着替えを持っていて良かった。
ビジネスクラスに有償で乗ってこれですか?せめてビジネスホテルにしようよ。マジものの仕事でビジネスクラス搭乗者だとキレるレベルですね。(残念ながらそんな人はいなかったけど)
まあ確かに部屋は普通で広さや設備は十分。ただ離れ小島のような周りに何もない場所で、スタッフの対応は良くないし、全体的にどんよりした雰囲気のホテル。これは少しへこむみましたねwww
※このホテルのWEBで出てくる写真は盛ってますw
この最後のこのホテルへの送致で相当精神的にやられて睡眠時間は2時間程度だった。まさに私の黒歴史www、なので次の日の空港到着までは写真ゼロw
Bottom Line
重要なシーンではこのエアラインは使わない方が良いでしょう。(あっ、みんなわかってるよね)ネタになるからこういうのもいいかもねと言う方には笑えるかもしれませんw
私はまた乗るかもですが、クアラの場末のホテルへの強制送致は避けるべく対策は練ります。
まとめとしては
□今回、ディレイ情報がとても遅かった。(でもクアラスタッフと話していると最初からディレイはわかっていたような感じ)
□天気が悪かったので、そのための遅延かなと思ったけど、SQやCXはほぼ定時に出発。
□マレーシア航空は全てクアラでのコントロールで、乗継の際は一旦クアラに行かねばならず、他社への振り替えはクアラ以外ではやっていないように思われる。今回、私は交渉はすんなりあきらめたので、実際クレーマーになって交渉した場合の結論はわかりません。(誰かやってみて)
□搭乗券、ホテル、リモのバウチャー3点セットがきっちり用意されていて、対応するのも下っ端のスタッフのみでほぼ交渉の余地がない。
□手荷物のスーツケースは出してくれないよ。
□ちなみに翌朝7時にはバンでの送迎があったけど、同じく遅延で乗継できなかった人が10数名で一緒に空港送迎。この7時だけでそうだから、結構な数がいたのではと思われる。
しかし、何があってもいろいろ楽しもうと思っていましたが、どうもダメーシアは私の予想をはるかに上回っていました。まだまだ修行が足りませんね、というより今後もこの扱いだと無理ですわ。
でも次の日のクアラルンプール→成田の便のサービスは思ったより良くてですね、すっかり気分が良くなりこれはこれでありかなと思った私は懲りない人間ですな。